患者様の健康に関わる医療機器。当然ながら、生半可なクオリティの製品は採用出来ません。きっちり起動しきっちり安定動作する、そんな当たり前の所作をしっかりとこなせる製品が求められます。

超音波診断装置など、医療関係では画像処理能力を必要とする場面が非常に多くなっております。近年では術野モニターなど、FullHD/4Kクラスの動画を処理するアプリケーションも増えており、さらなる処理能力の向上を求められております。

有事の際の製品不具合の波及を防ぐ、患者様の安全を守る、医療機器においては絶縁対策が欠かせません。医療規格取得の際も、電気的な絶縁について対策が必要になります。
しかし、一般的なPCのI/O部は当然絶縁対策されておりません。

一度製品を納入すると、長期間使用されることの多い医療機器。一般的なPCは1年程度で生産終了となります。
不具合時の対応が難しくなることはもちろん、後継機種に切り替えるための検証やソフトウェアの作り直しなど、多くの不安と面倒事がございます。

24時間365日動作前提の産業用マザーボード・産業用PCを採用することで、安定した製品動作を実現可能です。

キャプチャーカードやグラフィックカードとの組み合わせはもちろん、CPUとGPUの機能をワンチップに収めた製品を採用することにより、省スペース化・コストダウン・スペックアップを一度に満たすことが可能です。

IEC 60601取得済み電源や、絶縁対策済みLANカードに加え、DICOMモニターも取り揃えております。
DICOMモニターに関しましては、キャリブレーション用ソフトウェアの提供も行っております。

弊社製品は最低でも製品リリースから5年間供給されます。CPUなど、部材の選択によっては10年～15年の供給も可能です。

ポートウェルジャパンでは、ボード製品については全数入荷試験(通電・外観)を行っており、DOA(着荷不良)はほぼゼロに近い水準となっております。
また、営業マンと同数のエンジニアをジャパンに抱え、スピーディーな開発の進展と不具合等の解析が可能となっております。

標準品はもちろん、医療機器向け完全オリジナル基板の開発や、スマートバッテリー機能に対応させたCOM-Expressモジュールなど、多数の医療関係のユーザー様との開発実績がございます。
どのようなアイディアも形に出来る設計・製造能力があります。
ぜひ一度ご相談ください。