【新製品】ギガLAN多数搭載、ANSシリーズをリリース

プレスリリース

ポートウェルジャパン株式会社は、5G、クラウド/エッジコンピューティング、AIoTアプリケーションに最適な小型システム「ANSシリーズ」をリリース致します。

　産業用マザーボード・産業用PC市場のリーディングカンパニーであり、Intel® Internet of Things Solutions Allianceのアソシエイトメンバーであるポートウェル社の日本支社であるポートウェルジャパンは、5Gに対応したSD-WANソリューションである「ANSシリーズ」をリリース致します。「ANSシリーズ」はIntel® Atom® E3930/E3940 (Apollo Lake)及びIntel® Atom® C3558/3758 (Denverton)を搭載したコンパクトながらも多様性に優れたシステムです。5Gに加え4G/LTE、Wi-Fi6をサポートし、最大12ポートのPoE+ポートを搭載しています。
　「ANSシリーズ」は、5Gとクラウドコンピューティング、フォグコンピューティング、データセンター、人工知能、エッジコンピューティング、通信技術が融合する時代に、お客様の新しいサービスやアプリケーションを実現する支援をいたします。何よりも重要なのは、この急成長する市場の勢いを掴むことを支援することです。

中堅・中小企業向けSD-WANソリューション

　現在、5Gの技術はスマートフォンだけでなく、世界中の様々なモバイル機器の有線・無線ネットワークのインフラをカバーしています。中小企業(SME)に関して言えば、「ANSシリーズ」は最新の5G SD-WAN、LAN、セキュリティソリューションの導入を支援するのに最適なハードウェアです。この最先端のインフラストラクチャにより、世界中のブランチのネットワークアプリケーションのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。また、長期的な運用面では、ネットワークの管理とMPLSサービスの全体的なコスト削減を実現することができます。”近い将来、テレコム製品とデータコム製品の違いは、ネットワークアーキテクチャとサービスの面で定義することが難しくなり、一方で、無線通信のサポートはネットワークインフラストラクチャの概念を確実に変えるでしょう。”とANSのプロダクトマネージャーであるNeil Suは述べています。

　「ANSシリーズ」のM.2とmini-PCIeスロットは、5GとWiFi 6のモジュール搭載用に準備されています。信号的には、データ伝送効率を犠牲にすることなく、両方とも6本のアンテナの下で同時に動作させることが可能です。また、最大12個のLANポートを搭載しているため、複数の通信およびデータ伝送デバイスを1つのANSボックスの下で動作させることができます。さらに、Intel® Atom® C3558/3758 (Denverton)を搭載したANSは、QATとOpen vSwitchをサポートしており、暗号化/復号化機能により高いセキュリティを実現しています。これらの機能はすべて、SDN（Software-Defined Networking）やNFV（Network Function Virtualization）アプリケーションでのワイヤレス運用をターゲットに設計されています。

エッジコンピューティングインフラを展開

　5G技術下でのIoTには、高帯域、低遅延、複数接続という3つの大きな特徴があります。これらの利点があれば、エンドユーザーの施設や機器のすぐ近くにアプリケーションサービスを設置し、リアルタイムにサービスを提供することが可能となり、クラウドビジネスに優位性をもって参入することができます。具体的には、PoEモジュール/APIを搭載した「ANSシリーズ」は、クラウドやウェブサービスのエッジ側でフロントエンドのデータを収集・処理します。つまり、「ANSシリーズ」の各LANポートにPoE給電機器を接続し、受信したデータを収集・計算・分析します。そして、重要な情報だけをクラウドに転送して、最終的な分析や意思決定の参考にすることができます。

　”ポートウェルは長年にわたりファクトリーオートメーションの分野で活躍してきましたが、エッジコンピューティングに最適な新製品「ANSシリーズ」をご紹介できることを誇りに思います。大規模な機械通信をサポートし、多数の機器を接続し、工場内の遠隔操作による機器の更新や遠隔監視を実現します。また「ANSシリーズ」は、大規模な企業向けネットワークサービス、医療、FinTech、動画など、大量のデータ伝送を必要とするビジネスにも広く活用されると考えています。” とニール・スー氏は語る。

柔軟性の高いアーキテクチャが、より大きなメリットを生む

　デスクトップとサーバーの両方の環境での使用を考慮し、「ANSシリーズ」は、1Uラックマウントサイズで最大24ポート1Gb LANと4ポートの10Gb WANをサポートできるよう、1Uハーフサイズで設計されています。さらに、PortwellのWebツールであるAnnAを使用すると、各LANポートをイーサネットまたはスイッチポートとして自由に定義することができます。このように、「ANSはシリーズ」はエッジからクラウドまでのゲートウェイの需要も満たしています。データの取り込みや転送にしか使われていなかった従来のゲートウェイソリューションと比較して、「ANSシリーズ」は周辺のIoTデバイスからのデータを計算・処理・分析し、有線・無線ネットワーク通信を有効に活用するための処理能力を備えています。

　”「ANSシリーズ」は、ネットワーク関連のアプリケーションにおけるハードウェア要件を満たすだけでなく、PoE API、OVS、システム監視などのソフトウェアサポートも提供しています。ポートウェル・ネットコムの新世代製品である「ANSシリーズ」は、特に中小企業のお客様にとって、5Gクラウドネットワーキングへのベストアンサーとなる製品です。また、革新的なサービスだけでなく、無数のIoT事例からの展開を行う需要にも対応できると確信しています” とニール氏は述べています。

　ANS-2121/2141/2142(Apollo Lake搭載モデル)の製品ページはこちら

　ANS-8A62/8A64(Denverton搭載モデル)の製品ページはこちら

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ポートウェル社について

ポートウェルは、IPC製品(SBC、バックプレーン、冗長化電源、ラックマウントシャーシ、マザーボードなど)、ARMなど組み込みアーキテクチャソリューション、DVRプラットフォームやクラウドストレージサーバーなど、幅広い製品の設計・製造を手がけている、Intel® Internet of Things Solutions Allianceのアソシエイトメンバーです。
当社は、完璧なR&Dチームとプロジェクトマネジメント能力を有しており、お客様の製品の市場投入期間を短縮し、プロジェクトのリスクとコストの低減に寄与します。ポートウェルはさらに、ISO13485、ISO9001、ISO14001認定企業であり、製品設計、検証、量産サイクルをすべてを通じた品質が保証されています。

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【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
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東京都文京区千石4-27-10
担当者：立原
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E-mail: ktachihara@portwell.co.jp