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なぜAndroid™ OS搭載のハンディターミナルが増えているのか？
公開日：2024年7月22日
こんにちは。事業開発部・マーケティング担当の立原です。
はじめに
ハンディターミナルとは、手のひらサイズの小型コンピューターで、モバイルコンピューター・ハンドヘルドコンピューターなどとも呼ばれます。従来はWindows CEやメーカーの独自OSが搭載されていました。しかし近年、Android™ OSを搭載したハンディターミナルが増えてきています。Android OSは本来スマートフォンやタブレットで使われるモバイル向けのオペレーティングシステムですが、その小型でパワフル、かつ使いやすい特性からハンディターミナルにも適していると注目されています。
1. Android OSの特徴と利点
Android OSが広くハンディターミナルで採用される背景には、同OSの多くの魅力的な特徴があります。
まず大きな利点は、AndroidがオープンソースのOSであることです。オープンソースならではの柔軟性と、世界中の開発者コミュニティによる継続的な機能拡張があり、高いカスタマイズ性と進化し続けるパフォーマンスを実現しています。加えて、AndroidにはGoogle Playストアをはじめとする豊富なアプリのエコシステムが整備されています。ニーズに合わせて必要なアプリをインストールできるため、ハンディターミナルの活用範囲が広がります。
また、Androidはモバイルデバイスから生まれたOSだけあって、タッチパネル操作に最適化されています。直感的でストレスのない操作性は、現場での使いやすさに直結します。
2. ハンディターミナルにおけるAndroid OSの具体的なメリット
上記のAndroid OSの特徴は、ハンディターミナルにおいてどのようなメリットを生むのでしょうか。第一に、Android OSはモバイル端末向けにリソースが効率化されており、ハンディターミナルのようなスペックが限られた小型デバイスでも十分なパフォーマンスを発揮できます。
更に手のひらサイズの小型画面でも、タッチパネル操作に最適化されたインターフェイスにより使いやすさを実現。スマホ操作に慣れた人なら直感的に扱えます。そしてアプリの豊富さはAndroidハンディターミナルの用途を大きく広げるポイントです。業務に必要な専用アプリを簡単に入手できます。
3. Android OSハンディターミナルの活用事例
実際にAndroidハンディターミナルはさまざまな業種や現場で活用されています。例えば物流や小売業では、バーコードを読み取って在庫を管理・更新したり、入出荷の記録を行うために使われています。
医療現場では、患者データやバイタル値の入力、確認作業にAndroidハンディターミナルが役立っています。
建設現場では、タブレットよりも小型で持ち運びやすいAndroidハンディターミナルで設計図を閲覧し、施工を進めるケースもあるようです。
またメーター検針や現場検査の業務では、データをその場で収集・記録できるAndroidハンディターミナルが重宝されています。
おわりに
このように、先進の操作性とアプリケーション対応力を持つAndroid OSは、ハンディターミナルにうまく合致しています。現場での作業を強力にサポートし、作業の効率化や正確性の向上に貢献しています。パフォーマンスは日々進化し、Android OSを搭載した産業用途のハンディターミナルへの需要は今後ますます高まると予想されます。柔軟かつカスタマイズ可能なオープンプラットフォームであるAndroidの活用が、さらに広がっていくことでしょう。
弊社製品のご案内
ポートウェルジャパンでは、Androidを搭載したハンディターミナルを複数ラインナップいたしております。薄型軽量モデル「TC603」
日本市場向けにデザインされたTC603は、何と言ってもその軽さが一番の特徴です。バッテリー込みで235gという最軽量クラスの重量を実現しております。人間工学に基づき、握りやすいデザインに加え、30°の角度つきバーコードスキャナを採用しています。
▶ TC603の詳細はこちら
高堅牢性モデル「TC605」
TC605は、業務用途にフォーカスした堅牢性の高さが特徴です。耐落下性能は1.8m、IP65&68に対応。動作温度範囲も-20℃～50℃を実現しています。
スキャナ部は0°/60°の角度選択に加え、近距離/遠距離対応スキャンエンジンも用途に応じて選択いただけます。
▶TC605の詳細はこちら
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