製品紹介Tips
『レガシー資産活用PC』開発の背景
2019年5月28日
こんにちは。事業開発部の立原です。
今回は、先日リリースさせて頂いた、レガシー資産活用PC『RS4U-ISA』を開発するに至った背景やこだわりをご紹介します。
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製造業のお客様からいただくご相談
昨年2018年に20周年を迎えたポートウェルジャパンは、いわゆる「FA(Factory Automation)」業界のユーザー様と古くから長くお付き合いさせていただいております。弊社製品の大きな特徴として、「長期供給」が挙げられます。最新世代のCPUであれば15年の供給が可能ですが、これまでは7年間の供給でした。パソコンとしては十分長期間の供給ではありますが、産業用機器は10年、あるいは20年近く稼働を続ける製品もございます。
かつて納入させていただいた製品や他社製PCの寿命が近づいてくるこのごろ、様々なお客様から保守対応のご相談を頂くことが増えてまいりました。
10年以上前に納入させていただいた製品は当然生産完了しており、CPUやチップセットもEOLのため修理も難しい場合があります。
基本的には現行製品への置き換えをご提案しておりますが、様々な理由で置き換えが難しい場合があるようです。
保守置き換えのための時間を取れない
装置メーカーの皆様は、現行製品の納品や新機種の開発などに日夜奔走されていらっしゃることと思います。その中で、過去納入した装置の制御用PCを新世代に置き換え、ソフトウェアの検証や拡張カードの動作確認などに時間を割けないというお悩みを頂きます。「既存ユーザー様の対応をないがしろには出来ない」「受注済み製品の納期が迫っている」「PC側の修理は難しい」「装置自体はまだまだ現役で活躍できる」
こういったお悩み、ありませんか?
既存の資産を活用したい
置き換え作業には、検証の”時間”だけでなく、”お金”も掛かります。CPUの世代が新しいPCに入れ替えると、拡張スロットも次世代のものに変わることがあります。
現在の拡張スロットの主流は「PCI-Express」ですが、これまでは「ISA」「PCI」などが主流でした。単純に世代の新しいバスに対応した同機能のカードがあれば買い換えれば済みますが、買い替え費用がかかります。また、同機能で新しいバスに対応したカードがリリースされていない場合もございます。自社で独自に開発された拡張カードの場合、再度設計・製造という非常に大きな手間が掛かります。
OSについても同様で、近年の最新世代のCPUは、Windows XP以前の古いOSをサポートしていません。OSの更新により、貴社で作成されたソフトウェアも改変が必要になる場合があります。
拡張カード等の「ハードウェア」、OS等の「ソフトウェア」両面での負担が非常に大きくなってしまいます。
ポートウェルジャパンが贈る「レガシー資産活用PC」
こういった製造業のお客様のお悩みを一挙に解決するソリューションとしてポートウェルジャパンが今回提案する製品が、
レガシー資産活用PC『RS4U-ISA』
– 主な特徴 –
・ISAバスにネイティブ対応!
・Windows XP以前の過去のOSも動作可能!
・国産電源搭載の安心感!
・ポートウェルジャパンで豊富な実績のある筐体を採用!
ボード側でサポートしているOSとして、DOS, Windows XP Professional, Windows Embedded Standard 2009, Windows 7, Windows Embedded Standard 7, Embedded Linuxなど、いわゆるレガシーOSと呼ばれる製品を多数サポートしています。
ポートウェルジャパンの「RS4U-ISA」は、OSプリインストールモデルとして下記2機種ご用意しております。
・RS4U-ISA-DOS:IBM PC-DOS 2000 日本語版搭載
・RS4U-ISA-W7:Windows 7 Professional 32bit for Embedded Systems搭載
※OS無しモデルもございます。
ISAバスを7スロット搭載し、レガシーOSに対応。
貴社の既存装置の延命や保守、既存ソフトウェアや拡張カードの再活用に最適な産業用PCとなっております。
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