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産業用ラズパイ(ラズベリーパイ)の価格の裏側

産業用ラズパイ(ラズベリーパイ)の価格の裏側
公開日:2024年5月21日

こんにちは。事業開発部・マーケティング担当の立原です。
弊社では、産業用ラズベリーパイとして「KUBER-1000」という製品をラインナップしております。

ご紹介する中で、市販のラズベリーパイと価格差があるが実際何が異なるのか、というご質問をいただくことが多いため、本記事にてその違いをご紹介いたします。

※Raspberry Pi®(ラズベリーパイ)はRaspberry Pi財団の登録商標です。

1. 産業用ラズベリーパイ(ラズパイ)とは?

産業用ラズパイは、プログラミング学習や教育などの汎用的な用途での利用を想定した一般的なラズパイとは異なり、産業用途に特化したボードです。

1-1. 産業用ラズパイの特徴とは?

まずは簡単に、産業用ラズパイの特徴をご紹介します!

・堅牢性:産業用途に耐えるために堅牢な設計がされています。振動や温度変化などの厳しい環境でも安定して動作します。
・長寿命:長期間の運用をサポートするために設計されています。産業用ラズパイは、数年にわたって継続的に運用されることも想定されております。
・拡張性:拡張ボードやインターフェースを追加できる拡張スロットやピンヘッダを備えた製品もございます。

2. 産業用ラズパイの価格帯

産業用ラズパイの価格は、基本的に市販のラズベリーパイより高価です。
また、拡張性やインターフェイスの種類や数に応じて、高機能なモデルほど価格が高くなります。

3. 産業用ラズパイの価格の裏側

市販のラズベリーパイより基本的には高価になる産業用ラズパイ、実際の価格に影響するポイントをご紹介します。

3-1. 価格に関わる製品仕様

まずは搭載されるメモリ、ストレージなどの容量や仕様によって決まります。ストレージについては、オンボードのeMMCや産業用microSDなどの選択肢があります。

また、製品機能に関わる部分と、産業用ならではの生産方式も価格に影響します。

3-2. 機能の違いが価格帯にもたらす影響

産業用ラズパイは、さまざまな工業用途向け機能を提供しています。

・インターフェース:産業用ラズパイには、CANバス、RS-232、RS-485など産業用ならではのインターフェイスを持つ製品があります。
・拡張スロット:産業用ラズパイには、M.2スロットやSIMスロットなど、IoT用途を見据えた拡張スロットを追加している製品もございます。
・防塵・防水性能:一部の産業用ラズパイは、IP65などの防水防塵仕様を実現しているモデルもあります。

機能が増え、堅牢性が高くなるほど価格も比例して高くなります。使用用途や環境、ご予算に合わせて製品を選びましょう。

3-3. ロットの大小が価格に与える影響

ラズベリーパイのみならずPCなどにも言えることですが、一般コンシューマー向けの製品は一度(1ロット)に大量生産されることほとんどです。
それに対して産業用PCや産業用ラズパイは、生産ロットが小さく、その分コストが高くなる傾向がございます。

4. ポートウェルジャパンの産業用ラズパイ(ラズベリーパイ)「KUBER-1000」のご紹介

最後に、弊社が展開する産業用ラズパイ「KUBER-1000」をご紹介いたします。

SoM:Raspberry Pi Compute Module 4 (CM4)
メモリ:2GB
ストレージ:16GB 産業用microSD

堅牢性の高い金属筐体を採用し、LANを2ポート、HDMIやUSB Type-Aに加え、DC電源入力など、産業用途にマッチする仕様でご用意しております。
本製品、日本国内で在庫運用をしており、短納期でお届け可能です!

▶ KUBER-1000製品ページはこちら(カタログダウンロードできます)

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