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産業用PC入門編!フォームファクターとは?
2021年8月30日
皆様こんにちは。事業開発部の宮本です。
今回は産業用PC入門編と題して、知ってるようで意外と知らない、フォームファクターについてご紹介したいと思います。
入門編の題名通り、直感的に理解できるようごくごく簡単に説明しますので、短時間でざっくり理解したい人向けです。
このエントリーは書いた労力の割に3分で読めます。
[目次]
1. CPUボードのフォームファクターとは?
2. CPUボードフォームファクターの種類
3. 該当する製品ご紹介
1. CPUボードのフォームファクターとは?
2. CPUボードフォームファクターの種類
3. 該当する製品ご紹介
1. CPUボードのフォームファクターとは?
すっごく簡単に言うと「CPUボードの種類を区分けするための名前」のことです。
一度「さる」に例えて考えてみましょう。そうです。動物のさるです。
単純に「さる」という名前だけだと、大きい、または小さいさるが出てきたときに、どのさるを指しているのかわからず困りますよね?
ではどうするか?
例えば、150cm以上のさるはすごく大きいさる、149.9cm~130cmのさるは大きいさる、129.9cm~120cmのさるは普通のさる、119.9cmの・・・といった風にグループ分けをしたらいいですよね。
これが「さるのフォームファクター」です。
注) さるの区分けは適当です。
それと同じでCPUボードもある一定のサイズで名前が決まっています。
これが「CPUのフォームファクター」です。
2. CPUボードフォームファクターの種類
今回は産業用PCによく使われると私が思っているフォームファクターを独断と偏見でピックアップしました。
前述の通り、「CPUのフォームファクター」は主にサイズで区分けされるのですが、サイズは覚えづらいです。うっかり名前を忘れてしまった時でも通じる特徴を記載しますので、そんな時に正式名称は相手に思い出してもらえるよう、特徴だけはざっくり覚えておきましょう。
フォームファクター | 読み方 | サイズ | 特徴 |
---|---|---|---|
ATX | エーティーエックス | 305mm x 244mm | 拡張スロット(PCI/PCIE)が7本 |
μATX | マイクロエーティーエックス | 244mm x 244mm | 拡張スロット(PCI/PCIE)が4本 |
Mini-ITX | ミニアイティーエックス | 170mm x 170mm | 拡張スロット(PCI/PCIE)が1本 |
Nano-ITX | ナノアイティーエックス | 120mm x 120mm | 一番小さな正方形 |
Pico-ITX | ピコアイティーエックス | 100mm x 72mm | ITXなのに正方形ではない |
3.5inch | サンテンゴインチ | 146mm x 102mm | HDDと同じサイズ |
上記リストの他、バックプレーンと合わせて使うPICMG1.0、PICMG1.3フォームファクター、CPUなどの計算機能のみがついたモジュールボードとUSBなどのIOソケットのみがついたキャリアボードを組み合わせるCOM Express、Q7、SMARCなど、産業用PCに関わるフォームファクターはたくさんあります。 今回は単品で使用可能なシングルボードコンピュータに絞ってみましたが、他の規格もざっくり知りたい方がいれば御連絡ください。
3. 該当する製品ご紹介
最後に、前項でご紹介したフォームファクターに該当する弊社製品をご紹介します。画像クリックでそれぞれの製品ページに飛べますので詳しくはそちらを御覧ください。
① RUBY-SQ1703(ATX)
② MS-98L2(μATX)
③ WADE-8017(Mini-ITX)
④ NANO-6063(Nano-ITX)
⑤ PICO-6260(Pico-ITX)
⑥ PEB-2773(3.5inch)
さて、今回はフォームファクターに関してざっくりとご説明してみました。
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